菱富のこだわり
Story

菱富のこだわり

らっきょうの皮むき作業
かぶの洗浄作業
白菜きり漬

大地のめぐみから、食卓の安心へ。

自然の恵みを漬物に、健康を食卓に。
菱富食品の、正直なものづくり。

日本の食卓を完成させる 「名脇役」として ――

あさ漬一本

和食の食卓において、漬物は決して主役ではありません。
メインディッシュのように
華やかに中心を飾ることは少ないかもしれません。

しかし、想像してみてください。

炊きたてのほかほかの「ご飯」

出汁の香りが漂う温かい「味噌汁」

そしてそこに、色鮮やかで歯ごたえの良い「漬物」が小鉢で添えられている風景を。

この三つが揃って初めて、
心がほっと落ち着く日本の食卓は完成するのではないでしょうか。

主役の味わいをそっと引き立て、
毎日の生活に寄り添う「名脇役」だからこそ、
一切の妥協は許されないと私たちは考えています。

茄子きり漬

自然の恵みを漬物に、
健康を食卓に。

1947年の創業以来、
菱富食品はこの信念を一度も曲げることなく歩んできました。
食の多様化が進み、ライフスタイルが大きく変化した現代においても、
この想いが色褪せることはありません。

むしろ、食に対する安全や健康への関心が高まる今こそ、
私たちが果たすべき役割は大きくなっていると感じています。

菱富の三つの約束

北陸・富山の地で大地の声に耳を傾け、
正直な漬物づくりを続けてきた私たちが、
何よりも大切にしているのは、
「自然」「健康」「安心感」という三つの約束です。

菱富の三つの約束「自然」「健康」「安心感」

ごまかしのない「自然」の素材をありのままに活かし、
食べる人の「健康」を毎日の食卓から支え、
精神論にとどまらない科学的な裏付けのある「安心感」をお届けする。

これら三つの約束が一つに結びついて初めて、
心から美味しいと思える漬物が生まれ、
皆様の健やかな日々へとつながっていくと私たちは信じています。

Nature

大地のめぐみと
清らかな水が
織りなす命

美味しい漬物をつくるための第一歩は、豊かな自然の恵みそのものと真摯に向き合うことです。
私たちは、素材が育つ環境の土づくりから、加工直前までの「鮮度」という命にこだわり抜いています。

北陸・富山の豊かな風土と、
力強い「加賀野菜」

加賀野菜|源助大根

漬物の命である野菜は、北陸を中心に、私たちが厳選した国産のものを使用しています。
中でも特に力を入れているのが、全国的にも高く評価されている伝統野菜「加賀野菜(源助大根、加賀太きゅうり、加賀れんこん等)」です。
雪国特有の厳しい寒暖差と豊かな土壌が育むこれらの野菜は、一般的な野菜にはない力強い風味と、独自の緻密な肉質を持っています。

源助大根(げんすけだいこん)

きめ細やかな肉質と、溢れ出るようなみずみずしさが特徴。
煮崩れしにくく、味が染み込みやすいため、漬物にした時の食感と風味は格別です。

加賀太(かがふと)きゅうり

一般的なきゅうりとは一線を画す、厚い果肉と柔らかさ。
日持ちも良く、カリッとした歯ごたえの中に、野菜本来の甘みを感じていただけます。

加賀れんこん

デンプン質が豊富で、強い粘りとシャキシャキとした食感のコントラストが楽しめます。
噛むほどに広がる滋味深い味わいは、加賀れんこんならではの魅力です。

それぞれの素材の特徴を活かしつつ、菱富の技術を掛け合わせて、美味しい漬物に仕上げています。

加賀れんこん甘酢漬け

例えば、加賀れんこんを使った甘酢仕立てには、京都の老舗・村山造酢の「千鳥酢」を使用しています。
一般的な醸造酢とは異なり、ツンとしないまろやかな酸味と上品な香りが特徴。
この「千鳥酢」を使用することで、れんこん本来の甘みや風味を損なうことなく、まるで料亭の一品のような、奥深くさっぱりとした味わいに仕上げています。

私たちは、それぞれの素材が持つ、みずみずしさや特有の歯ごたえといった本来の個性を、最大限に引き出す製法を追求しています。

加賀野菜なます

素材の命を吹き込む
「富山の名水」

漬物の味わいを左右するもう一つの主役が「水」です。

野菜の泥を落とす洗浄工程から、味を決定づける漬け込みの加工まで、私たちが潤沢に使用しているのが富山の清らかな地下水です。
白山山系の雪解け水が、長い年月をかけて地中深くで濾過され磨かれたこの名水は、不純物の少ない柔らかな軟水です。

この水が、素材の雑味を優しく洗い流し、野菜の細胞を傷つけることなく、繊細な旨味を芯の芯まで染み込ませてくれるのです。

白山のイメージ

畑から工場へのリレーで、
旬を逃さない
スピード加工

素材の鮮度は時間と共に失われます。
だからこそ私たちは、可能な限り市場を通さず、全国の信頼できる契約農家様から直接野菜を仕入れる体制を築いています。

農家さんと直接対話し、その年の気候による作柄の変化や、最適な収穫時期を密に共有。
収穫からわずか3日〜1週間以内という驚異的なスピードで加工に入ります。

農家さんが手塩にかけて育てた「畑の鮮度」を、そのままの状態で漬物に閉じ込めることができるのは、この強い絆と連携があるからこそです。

畑のイメージ
Health

カラダにやさしい
正直な味と、
至高の食感

私たちは、漬物を特別な日のご馳走としてではなく、「毎日食べるもの」として作っています。
だからこそ、カラダへの負担を極力減らし、
素材が本来持っている美味しさをそのまま味わっていただきたいと考えています。

驚きの食感を生む
「低塩管理」と、
惜しみない手間暇

らっきょうの皮むき作業

菱富食品のらっきょうを初めて召し上がった方が口を揃えて驚かれるのが、その圧倒的な「シャキシャキとした歯ごたえ」です。
これには明確な理由があります。

鳴門産らっきょう

鳴門産のらっきょうは、収穫後すぐに徹底した冷蔵管理を行うことで、塩分濃度を通常の約1/3(約7%)にまで抑え込んでいます。
過度な塩漬けと塩抜きを行わないため、野菜の繊維が傷まず、本来の食感を保つことができるのです。

三年子(さんねんこ)
らっきょう

福井県三里浜産の「三年子(さんねんこ)らっきょう」は、通常一年で収穫するところを、厳しい冬を二度越えさせ、足掛け三年という長い歳月をかけて砂丘地でじっくりと育てられます。
身が引き締まり、層が何重にも密に巻かれたこの小粒のらっきょうは、一粒一粒、職人が手作業で丁寧に皮をむき選別しています。

「至高の食感」は、こうした途方もない時間と手間の結晶なのです。

三年子らっきょう

保存料・合成着色料は
「不使用」の誓い

野菜が持つ本来の力を信じ、見た目を良くするためだけの余計な添加物は加えない。
それが菱富食品の譲れないこだわりです。

宮崎県産や徳島県鳴門産など、北陸以外であっても産地が明確な素材を用い、季節によってわずかに変わる色合いや風味の「自然なゆらぎ」も、本物の証として楽しんでいただけるような、自然なままの美味しさを追求しています。

ギフトセット商品

次世代へつなぐ、
日本の発酵食文化

米麹を使った食品は、長きにわたり日本人の腸内環境を整え、健康を守ってきた世界に誇る素晴らしい発酵食文化です。
私たちはこの伝統をただ守るだけでなく、未来へつなぐための進化も模索しています。

例えば、富山の伝統的な冬の味覚である「かぶら寿し」を、若い世代や現代の味覚にも親しんでいただけるよう、ブリではなくサクラマスを使用してさっぱりと上品に仕上げるなど、カラダにやさしい食文化を継承する新たな挑戦を続けています。

かぶら寿司
A sense of security

伝統の技と、
科学に裏打ちされた
安全の両輪

お客様に「安心」して毎日食べていただけるものだけを作りたい。
この強い想いは、決して職人の精神論や経験則だけに頼るものではありません。
徹底した数値化と、国際レベルの厳格な管理体制に裏付けられています。

見えない脅威を断つ、
徹底した
「ダブル洗浄プロセス」

白菜の洗浄

食の安全を脅かす目に見えない菌との戦いに、妥協や抜け穴は許されません。
畑から届いた野菜の洗浄には、殺菌効果が極めて高い「電解水(次亜塩素酸水)」を導入しています。

1.
まずは、この電解水を用いて、科学的かつ確実に殺菌処理を行います。
2.
その後、富山の清らかで豊富な地下水を使って、野菜の隅々まで徹底的に洗い流します。

この独自の「ダブル洗浄プロセス」により、素材の風味を損なうことなく、最高レベルの衛生状態を実現しています。

国際基準
「JFS-B Plus」への
挑戦と意識改革

現在私たちは、長年培ってきたJAS認定工場としての衛生・品質管理体制をさらに一段階引き上げるため、HACCPに準拠した国際的な食品安全マネジメント規格「JFS-B Plus」の取得に向けた取り組みを全社一丸となって進めています。

外部の厳しい監査に対応できるハード面の体制構築はもちろんのこと、何よりも社員一人ひとりが高い衛生意識を持ち、日々の作業の中で自発的な改善を重ねる「人づくり」に注力しています。

かぶの皮むき作業

顔が見える
「トレーサビリティ」が
もたらす本当の安心

すべての商品は、パッケージに印字された賞味期限(ロット番号)から、「いつ」「どの農家の」野菜を使って、「どのような工程」で作られたか、すぐに追跡可能なシステム(トレーサビリティ)を構築しています。
これは万が一のトラブルの際に迅速に対応するための危機管理システムであると同時に、「誰が育てた野菜なのか」という生産者の顔が見える「信頼の証」でもあります。

農家さんとの強いネットワークと、この透明性の高い管理体制こそが、菱富食品の揺るぎない「安心感」の土台となっています。

野菜の入荷

食文化を、未来の笑顔へつなぐ。

食事風景

時代が移り変わり、食卓の形や人々の食の好みが多様化しても、
「自分や家族の健康を願う」
という人々の根本的な想いが変わることはありません。

私たち菱富食品はこれからも、日本の食卓に欠かせない「名脇役」として、一切の妥協を排したものづくりを続けてまいります。

北陸の豊かな大地が育んだめぐみと、
揺るぎない安心を皆様の食卓へお届けし、
その先にある健やかな毎日と笑顔を未来へとつないでいくこと。

それが私たちの使命であり、誇りです。

千枚漬